香古箱

いろんな箱に「楽しい」を詰め込みながら、ゆるゆるとお仕立てお直ししています。
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哀しみの果ての物狂い…

今月2回目の国立能楽堂です(笑)

T枝さんの「隅田川」が掛かると言うので
伝芸シスターズ・J姐さんにチケットをお願いした次第。

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【5月定例公演】

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狂言(大蔵流) 名取川(なとりがわ) 

Y本さんちの狂言はT次郎さん以外は久しぶり。
語尾の抑揚がワタシの耳にはちょっと特殊に聴こえるので  

N俊さんはT次郎さんの弟さんだしまだ大丈夫。
子世代や孫世代と若くなるほど振り幅が大きくなる感じで
ワタシ的にはちょっと…な感じです。すみません。
しかし、同じ大蔵流とはいえS山さんちとは違って真面目
枠からはみ出さないようなイメージです。
それがまたおかし味を誘っていました(笑)

シテ/旅僧:山本則俊
アド/何某:山本則重
笛:成田寛人
小鼓:森貴史
大鼓:原岡一之



能  隅田川(すみだがわ)  

歌舞伎舞踊にもある演目で大まかな粗筋は
(都から来た物狂いの女が隅田川の渡し場で舟に乗る。
その時、渡し守が哀れな子供の話を聞かせる。京都から
人買いにさらわれてきた子供がおり、病気になって
この地に捨てられ死んだ云々。それを聞いた女が
それこそわが子であると気付く。そして…)

舞踊の場面も少なく派手ではないのですが、
渡し守の話している事が自分の子・梅若丸の事と
気付く所での女の話し出す時の言葉の抑揚や、
塚に行き「この下を掘って我が子に会わせて!」
という場面での母親の感極まった哀しさを
お囃子方と地謡が顕著に表現していて
こちらも泪が溢れて来てしまいました

T枝さん、G祥さんとはまた違った上手さがありますね。
そして観阿弥・世阿弥の夢幻能とはまた違った
室町時代の現代能というか…元雅ってスゴいな(夭折が悔やまれる)
いやあ、いいモノ拝見させていただきました。

そうそう忘れちゃ行けないワキのKさん!
彼が渡し守をやったからこそ
より物語に陰影が付いた気がします。

シテ/梅若丸の母:友枝昭世
子方/梅若丸:大島伊織
ワキ/渡守:宝生閑
ワキツレ/旅商人:大日向寛
笛:一噌仙幸
小鼓:成田達志
大鼓:亀井忠雄
後見:中村邦生
   友枝雄人
地謡:大島輝久、金子敬一郎、長島茂、友枝真也
   粟谷明生、粟谷能夫、香川靖嗣、大村定
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【 2015/05/30 (Sat) 】 芸能・芸術の箱 | TB(-) | CM(2)
もう他の『隅田川』は観る気になれないほどの素晴らしい舞台でしたね。
まさに 一期一会!
【 2015/05/31 】 編集
じゅんちゃんさま
今回もありがとうございました e-466
おかげさまでいいお舞台を観させていただきました。
あとは憧れのアレ(爆)
【 2015/05/31 】 編集
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