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香古箱

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付け下げの裄直し

付け下げの裄直しを承りました。

お客さまの寸法は1尺8寸(うち、袖幅は9寸3分)
どうかな〜と袖付けを解いてみると…むむぅ

    IMG_0945.jpg 糸印は前の袖幅

こちら は外して筋消しした袖部分ですが
袖口から9寸1分しか幅がありませんのん
往往にして昔の反物は幅が狭くて
現代の裄長さんには難しいものがあります。

布がある範囲・出来る範囲で頑張りましょう!
袖幅は縫い代をギリギリの1分で仕立て
キセ分入れたら8寸8分5里〜8寸9分の上がりに。

袖の振り部分 → IMG_0946.jpg

肩もギリギリまで出します。
身頃は山を立てて(折り返して縫い代少なめに)縫うのですが
布幅いっぱいに使うため肩山部分は折り返さずに

IMG_0947.jpg IMG_0948.jpg

裏は袖の方の山を立てて縫います。
そうすると表と裏の縫い代の山の重なりが互い違いになり
袖付け部分がフラットになるんです。

最初からのお仕立てと違って
着物地と胴裏地を両方裏から縫うにはコツがあります。
どこから手を入れて縫っているかは秘密〜(笑)

そして出来上がり♪

    IMG_0949.jpg
※事前に袖付け部分からご自分で直されてたので袖幅の幅出しが
 ナナメに見えていますが、上から下まで等幅で仕立て上がっております。


布幅の関係上ご希望サイズには届きませんが
なんとか肩と袖で合わせて1尺7寸8分になりまして
この度納品させていただきました。

お仕事ありがとうございました


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2 Comments

あるばとろす  

裄直し

山の重なりが交互になりフラットになるって、そんな技があるのですね〜。袷の裄直しはいつかしなければならないのでメモメモです。ありがとうございます。

2018/05/21 (Mon) 17:58 | EDIT | REPLY |   

香子  

あるばとろすさま

こればかりは文章だけでお伝えするのは難しいのですが
袷をお勉強されたら「こういうことね」とご理解いただけるはず☆
裄直しは和裁を覚えると一番使えるワザですね i-179

2018/05/22 (Tue) 00:37 | EDIT | REPLY |   

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