香古箱

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お初がんばれ!

お待ちかねの文楽二部に行ってきました。

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アベボン夫妻からの胡蝶蘭。嬉しいような?ムニュムニュ(苦笑)

【五月文楽・第二部】
加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)
 筑摩川の段
 又助住家の段


最初の二段は、お家騒動の中の忠臣の鑑男性バージョン。
(演目の題名は加賀藩のお家騒動の加賀と鑑を掛けていると思う
まぁ、家来又助は敵と間違えて大殿を殺っちゃうんだけど
いつも思うのは相変わらずの封建社会の悲哀というか…
主人ってな〜んにもしないで家来だけ大変なのよね!
(どの芝居でもそう、家宝や敵を探してしんどい思いをするのは家来)
で、結局は主人・求馬の帰参の為に一家で死んじゃう…と。


 草履打の段
 廊下の段
 長局の段
 奥庭の段


後半は同じお家騒動中の忠臣の鑑女性バージョン。
なぜにここまで耐え忍んだ利発な尾上は自害してしまうのか…
それは出自が町人だからですよね ← 武士階級に手を挙げられない、封建社会だ〜
お初は実家が落ちぶれていたとはいえ武士の出だから
岩藤に向かって行くのですよ。

K十郎さんのお初はかいがいしくて凛々しくて可愛くて…
なんて動きが細やかなんでしょ♪
着物のたたみ方なんて手早くってホレボレしました
岩藤はT太夫さんが憎々しげに語ってくれるんだけど
人形はT男さんですからね〜端正でした(笑)

この話、しばらく掛かってないから歌舞伎で見たいなあ・・・
4猿ちゃんのお初で見たいと思ってたけど、K九郎クンでいいな。
4猿ちゃんは岩藤で…あ〜、悪役はあんま演らないか

<人形>
鳥井又助:吉田幸助
女房お大:豊松清十郎
谷沢求馬:吉田勘彌
安田庄司:吉田文昇
中老尾上:吉田和生
局岩藤:吉田玉男
召使いお初:桐竹勘十郎



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2 Comments

神奈川絵美  

こんにちは! そうなんです、お初のあの着物の畳み方!
語りの自然な流れの中で、小気味よいほどでしたよね。
お薬煎じ中に、壊れた扇子を放り投げるところも愛嬌が。

そういえば、尾上は確かに、あれだけ忍耐強かったのに
草履の一件はよほど悔しかったのでしょうか。
でも岩藤のお家のっとりの証拠をつかんでいたのですよね、
それで復讐する気にはならなかったのですね・・・。

2017/05/25 (Thu) 00:06 | EDIT | REPLY |   

香子  

神奈川絵美さま

もう、いちいち勘十郎さんの遣いっぷりに
目が離せませんでしたねえ i-178

> お薬煎じ中に、壊れた扇子を放り投げるところも愛嬌が。

そうそう、最初の団扇も壊れ お扇子もお釈迦になって
「なんなの、もう!」みたいな感じがね〜 i-179

昔の人は町人でも顔を草履で張られる事はスゴい侮辱なんですが
(「夏祭浪花鑑」の団七九郎兵衛が舅を手にかけるのがコレ)
高い役職にあったとはいえ身分の壁だったんでしょうかねえ?
せっかくの証拠がありながら自害するのはそこかなあと i-232

2017/05/25 (Thu) 08:51 | EDIT | REPLY |   

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